「ギターを教えることに関しては、今だに周りを騙しているような気になるんだ」と独学でギターを習得してきたカウアイ島出身のブライアンは語る。音楽の教育者としてのトレーニングを受けたり、またスクールに通って資格を取得したりしたことが全くないと言う。「いますぐにでもミュージックポリスが捕まえにきたとしても驚かないよ」と笑う。彼のギター人生は９０年代に始まった。ブライアンが年上の子のギターをいじっているのをみた母親が、彼の１０歳の誕生日にギターを買ってくれたのだった。当時はまだ新しかったダイアルアップ回線を使って、ブライアン少年はギターをたった一人で学び始める。
そしてハイスクール時代に彼のギター人生に新しい要素が加わる。「なぜか僕がギターを教えるという流れになっていったんだ」それはハイスクールのタレントショー、ブライアンがギターパフォーマンスを披露した後、クラスメート達がブライアンにギターを教えてくれと頼み始めたのだった。「信じられなかったね。当時はまだ全然弾けるというレベルではなかった。僕が彼らにギターを教えるのか？そんなことが可能なのかも分からなかったし、実際に教えてみても自分が一体何をやっているのか把握できていなかったと思う。ただ、この手こずった経験が、後に僕がBRGAというアカデミーを立ち上げることになった土台だったかもしれない。屋根しかない、母の駐車場でね。2004年あたりのことだね。」
「今僕が教えていることは全て、もし誰かが当時、音楽初心者だった自分に教えてくれていたら、と感じたことばかりなんだ。全て独学で学んできたから今思えば大変な道のりだった。」全ての情報がインスタントに入手できるこの時代において、欲しい情報は溢れている。それよりも、どんなモチベーションで、どのように学ぶのか、が重要になってくる。 「僕のレッスンメソッドは僕が一つ一つ自分で失敗し学びながら積み上げてきたものが豊富に詰まっている。このアカデミーでの僕の役割は、未来のギタリスト達にロードマップを与えること。これだけは独学では不可能だからね。今自分がどこにいてどこに向かっているのかをクリアにし、次の目的地、ゴールに向かってガイドしていくよ。 だからギターを学びたかったら心配することなく、ここに来て欲しい。ブライアン・ロバーツ・ギターアカデミーでは皆がロックスターだよ。」